こんにちは。
黒羊の戦いで少しだけ登場していた砂鬼(さき)一家が728話、信たちが隠れている森の中で登場しました。
ゼノウ一家に並ぶ桓騎軍のヤバい組、拷問し死体を弄ぶと言われるのがこの砂鬼一家。
桓騎軍の中でも最も謎に包まれ、桓騎以外がその実情を知らなかった砂鬼一家は那貴の中では桓騎一家の最古参という認識でしたが、実際のところそれは真逆、桓騎が砂鬼一家の最古参であることが判明しました。
桓騎の根にある怒りを知っているのも彼らのみ。
砂鬼一家の知る桓騎の過去とはいったいどのようなものなのでしょう。
この記事では、既に分かっている情報と合わせて桓騎の過去を考察し、砂鬼一家が史実で存在するのかについてもまとめました。
砂鬼一家最古参桓騎の過去は?
砂鬼一家の最古参である桓騎がこれまでどのように生きてきたのかは謎だらけです。
砂鬼一家の登場により、その一部が明らかになったため、その他の桓騎の過去についても考察していきます。
砂鬼一家に拾われた13歳の頃
桓騎は13歳くらいのころに山道で倒れているところを砂鬼一家に発見されました。(729話)
この時点で砂鬼一家は既に存在していたことと、この時のことを知っている人間はほとんど存在しないことから桓騎は砂鬼一家の最古参と言われています。
死んでいると連絡を受けて向かったところ、生きていた桓騎は現砂鬼一家の頭首衣央(イオ)の姉偲央(シオ)により助けられ、一家に入ったのです。
桓騎(かんき)という名はこの時つけられたものなのでしょうか?
この時既に桓騎が普通の人間でないことに砂鬼一家は気づいていました。
普通でない桓騎によって砂鬼一家は劇的に変えられてしまい、現在の拷問一家になったのです。
13歳にして既に普通ではなかった桓騎。
元々残虐性を持った人間であるのか、それとも砂鬼一家に入るまでの人生が桓騎を化け物に変えたのかはまだ分かっていません。
桓騎はその後ある出来事により砂鬼一家を出て自分の一家を作りました。
そこから規模を大きくし、現在の桓騎一家が完成したのです。
以上のことから砂鬼一家と桓騎一家には現在上下関係などはなく、どちらかの一家に属しているということもありません。
昔のよしみでただ横にいるだけなのです。
砂鬼一家に助けられて入ったのに自ら出ていったという過去が桓騎にありました。
ある出来事により自分の一家を立ち上げる
桓騎何歳での出来事か不明ですが、桓騎は砂鬼一家の中で起きたある出来事により砂鬼一家を抜けています。
桓騎が砂鬼一家を離れる理由になった「ある出来事」についてですが、頭首衣央はこの場で話してくれませんでした。
衣央が話を止める寸前、話を遮るように衣央の名を呼ぶ声が聞こえたことから砂鬼一家にとってもあまり話したくない出来事であることは間違いありません。
さらにここには以前砂鬼一家が話していた桓騎の怒りについても関係しているかもしれません。
ある出来事により桓騎の中にある怒りが表に出てきて、桓騎の真の姿が露になった。
それは今後の砂鬼一家をさらに悪い物へと変えていくのではないかと危惧されたのではないでしょうか。
さらに700話で衣央の体には傷跡があることも明らかになっています。
もしかするとこの傷は桓騎によってつけられた傷ではないかと予想しています。
当時長であったかは分からない衣央ですが候補である衣央に手をあげた以上、一緒にいることはできないと判断されても無理はありません。
ただし桓騎を助けた衣央の姉・偲央が桓騎を殺すことに反対したことから、ただ砂鬼一家を抜けるという形で落ち着いたのではないかと考えます。
なんにせよ、自分の一家を立ち上げてここまで上り詰めた手腕、桓騎がただ者ではないことをうかがわせます。
おそらくここから桓騎が蒙驁の副将となる前の過去、野盗時代が始まるのです。
13歳までの桓騎の人生
13歳くらいで拾われた桓騎ですが、その時にすでに普通の人間ではないと思われていたことから、気になるのは13歳よりもさらに前の過去についてです。
しかし桓騎が13歳で発見されるまでどのようにして生きていたのか、その頃について衣央は知っている人間がもういないと衣央は答えました。
知らない、と断言したわけではなく、知っている人間がもういないと答えたことは大きいです。
つまり、13歳で現れた桓騎はそれまでの生き方を砂鬼一家の誰かに話しているか、砂鬼一家の誰かがもとより桓騎を知っていて、砂鬼一家の縄張りまで逃げてくるように促した可能性があるのです。
知っている者が今いなくても、昔は知っている者がいたとなれば桓騎の過去はかなり重要なものであると推測できます。
桓騎の根底にある怒りは13歳よりも前に既に植え付けられていたのかも知れません。
桓騎は砂鬼一家を離れたように、元々別の集団で生きていたがその残虐性から追い出されることになった、命を狙われることになったなどの理由で砂鬼一家の元に送られたのではないでしょうか。
そして砂鬼一家もその残虐性で変えてしまったのです・・・。
すでにある砂鬼一家の頭首になるのではなく、その性質をがらりと変えてしまったというのも1つの謎です。
桓騎という人間は自分が上に上り詰めることよりも、周りを変えていくことを楽しんで生きてきた男なのではないでしょうか。
変えるためには邪魔なものを全て消す、桓騎が虐殺を行う理由です。
侵略された側が仲良くできるかと言っていたこともあり、桓騎は昔から理想ではなく人間の本質を一番よく分かっている人間かもしれません。
砂鬼一家は史実に実在する?
桓騎の過去を語る上で絶対に外せない存在となった砂鬼一家が実際に存在した一家なのか調査してみました。
その結果、砂鬼一家、衣央、偲央ともに、中国戦国時代において存在したという情報は見つかりませんでした。
つまり、砂鬼一家はキングダム作中のみのオリジナルキャラクターなのです。
ゼノウ一家も同じくオリジナルであるため、桓騎の周りを固める猛者たちは物語を盛り上げるために生み出されたキャラクターというわけですね!
桓騎が元々野盗上がりという設定もキングダムオリジナルとされていますが、その設定に絡めていく理由もあると考えられます。桓騎にとってのキーマンを作りたかったのではないでしょうか。
まとめ
桓騎の過去を考察し、砂鬼一家が史実で存在するのかについてまとめました。
桓騎の過去に何があったのか、抱える怒りとはいったい何なのか。
まだ分かっていませんが、桓騎が死亡するとされる肥下の戦いまでに明らかになるでしょう。
まずは宜安城で衣央が何を語るかに注目です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
キングダムをもっと楽しく読むためにお役に立てると嬉しいです!