2024年8月1日発売のモーニングより、リエゾン-こどものこころ診療所-【164話】「病棟④」を読みました。
前話の163話では、
病棟勤務を始めた志保が、こどもたちと遊ぶ中で自分の休憩時間を潰す場面が見られました。大丈夫だと言う志保ですが、このやり方は正しいのでしょうか？
一方、佐山クリニックには、娘の自殺を止められなかったことを悔やむ母親が来院していて・・・。
それでは、この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【164話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
リエゾン-こどものこころ診療所-164話ネタバレ最新確定
志保は週に3回、さやま記念総合病院で勤務しています。まだ挨拶と案内程度で本格的な勤務はこれからですが、市川は子供と仲良くなりすぎる志保が心配です。志保の長所は、病棟では短所になるかもしれません。
外来のこどもは、こどもも親もまだ余力のあるケースが多いです。しかし、病棟の場合は・・・？
宏太と良太を交えて休憩時間も卓球をしていた志保は、その後遊んでいたこどもたちと過ごしていました。すると近藤が入ってきます。
この日の志保の様子を聞いた近藤は、一生懸命親身になることが志保のいいところだと言いますが、それでもこどもたちと本当に仲良くなることについては忠告します。この仕事では最悪の想像力が必要になることもあるのです。最悪の想像力とは？
近藤は、名前を呼んでも答えない、人とぶつかっても謝らない、ケガをしても痛がる様子がない、こんなこどもをどう見るか志保に問います。
志保はASDの可能性があると見立てますが、それは外来の場合です。病棟の場合、呼ばれても答えないのは呼ばれたことがないから、謝らないのは許された経験がないから、痛がらないのは痛がることでもっとひどい目に遭った経験があるから。これが最悪の想像力です。
尊厳も身体もボロボロにされて保護されたこどもや、命を絶とうとして初めて保護されたこどももいるこの環境では、かもしれないと最悪の想像をする必要があるのです。
そのために距離を取らなければいけないかというと、そうではありません。これはあくまで近藤の考えだからです。大切なのは、自分が仕事を続けていけるだけの許容範囲を決めることだと近藤は話しました。
リエゾン-こどものこころ診療所-164話感想
最悪の想像は、こどもが自ら死を選ぶような未来の話ではなく、今、目の前で起きていることの原因を考える上での想像でした。
ケガをしていたらDVかもしれないと思うようなイメージです。そう考えられることにより、医師としてより適切な対応ができるようになるのかもしれませんが、常に何かを裏読みして考えなければいけないのは神経がすり減っていきます。
近藤からのアドバイスで、志保は宏太が膝歩きをする理由や、そのほかのこどもの言動や行動について理由を考えるようになるでしょう。
少し他人の気持ちを推し量ることが苦手な志保にとって、過酷なことかもしれません。
リエゾン-こどものこころ診療所-165話考察予想
志保と一緒に遊んでいる男の子が志保の担当になるのではないでしょうか？他人に嫉妬したり、自分の思い通りにいかなければ不機嫌になったり、この病棟の中では分かりやすい方のこどもです。
こどもの希望に合わせてしまう傾向がある志保は、どんどんこの男の子の要求をエスカレートさせてしまうかもしれません。そして、いくら志保であっても抱えきれなくなった時、男の子は突き放されたと感じて癇癪をおこすのです。
志保にとって、学びも多くなりますが、ダメージも多くなる病棟研修になりそうですね。
まとめ
この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【164話】のネタバレと感想＆次話考察予想についてまとめました。
外来と病棟でここまで対応が異なると、志保は外来にもこの考え方を持ち込んでしまいそうです。
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