こんにちは。
2022年2月25日発売のアフタヌーンより、フラジャイル【90話】「岸京一郎」を読みました。
89話では、
宮崎の病理専門医試験が行われました。各問いにかけられる時間はとても少ない中、問題を見た宮崎はこれまでの経験を思い出し回答欄を埋めていきました。
100%の診断を・・・。宮崎は宮崎にしかなれない病理医を目指します。
それでは、この記事では、フラジャイル【90話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
フラジャイル90話ネタバレあらすじ
高熱を出してから急激に全身状態が悪化し、間もなく死亡した高齢男性。
臨床医たちはその死因が何か突き止めることが出来ず、解剖した岸に何の病気だったのかを聞きに来ました。
岸が出した診断は悪性リンパ腫。
しかし男性臨床医は所見が見つからなかったと言います。
すると女性臨床医が血管内大細胞B細胞リンパ腫だったのかと気づき、岸に聞きました。
極めて稀であり、極めて診断が難しい病気。治療も確立されていません。
生前診断はほぼ不可能だったと岸は言います。
それでも一瞬リンパ腫の可能性がよぎった男性臨床医は、自分の診断に後悔します。
重い空気の病理部に、中熊と戸倉がやって来ました。
話が終わるまで待っている、と入口に立っています。
岸は診断の根拠を聞かれ、しっかりと説明しました。納得した男性臨床医は、患者家族に説明と謝罪をすると言います。
かなりの責任を感じていました。何も分からず治療も出来ず、そのまま亡くなることは家族も想像していなかっただろう、と男性臨床医が下を向くと、戸倉は自分も同じだとつぶやきました。
すると岸はある医者が経験した話と前置きして日比野の話を始めます。最後の言葉は代わりに戸倉に殴られてくれと岸に伝えた言葉。
戸倉は何も知らず、何も話せないまま日比野を失いました。
良かれと思った嘘が一番身近な人間を排除してしまったのです。
絶対に勝てない病気と出会った時、医者はどうすべきかと男性臨床医が聞くと岸はそれを先に繋げるのだと答えました。
臨床医が帰っていくと、代わりに戸倉と中熊が入ってきます。
中熊は岸に慶楼に戻って来るように言いました。
宮崎の合格と近づく中熊の引退。大学病院には岸が必要なのです。
断ろうとする岸に中熊は日比野のことが気になっているのだろうと中熊は言います。中熊は自分の教え子のことで、弟子が悩み続けていることがたまらないのだと言います。
岸の心残りをなくすため、中熊は戸倉を連れてきました。日比野の最期の言葉を知った戸倉はここで岸を叩きます。
これで心残りはなくなった、慶楼に行けと戸倉も言いますが岸は大学には興味がなく、日比野と話した医学の進歩のため、日々の診断に臨みたいのだと答えました。
ここまではっきり言われると、中熊も岸のことを誘えなくなり、この日は諦めることに。
迎えに来た宮崎と森井と共に小田川の開院祝いに向かう岸は背筋を伸ばしており、日比野の死依頼戸倉が初めて見た姿でした。
フラジャイル90話感想
まずは宮崎の病理医専門試験合格おめでとうございます。宮崎なら大丈夫だと確信していました。それでもとても嬉しいことです。
肩書が全てではありませんが、認められたということだけで宮崎は更に前に進みます。
今回の話では岸の口から日比野の話がされました。岸にとって大事な親友であり、自分の無力さを最も感じた症例でした。
日比野のことがきっかけで岸は病理医になっています。ずっと暗い顔をしていた戸倉も、これからは少しくらい笑えるようになるだろうかと期待してしまいます。
日比野のことは本当に仕方のなかったことです。岸がそのことを忘れずにいてくれるだけでも、日比野にとっては幸せなことではないでしょうか。
フラジャイル91話考察予想
宮崎には慶楼に行かないことを既に伝えた岸に、中熊が再び打診しに来ました。それでも岸はしっかりと断りました。
これでしばらくは慶楼に関する話が出ないでしょう。
慰安旅行の話や症例検討会の話の際も出て来た慶楼に戻るという話。
もし戻ることになればこの作品は終わってしまうと思いますが、逆に戻ることなく岸は定年を迎えるでしょう。そうなることを期待しています。
宮崎が専門医になったことで見せる成長。
これまでは100%と言いつつまだ不安を感じていたと思いますが、今度からはもっと自信を持った診断が出来ると思います。
まとめ
この記事では、フラジャイル【90話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
ここまでご覧くださりありがとうございます。ぜひ漫画をチェックしてみてくださいね。