こんにちは。
2023年6月5日発売の週刊少年ジャンプより、逃げ上手の若君112話「インターミッション1336②」を読みました。
#逃げ上手の若君
コミックス最新第10巻が
2023年4月4日(火)発売❗️カバーイラストは
髪をおろした北条時行✨見る者の目を奪う
極彩色の逃鎧で戦場を駆ける❗️朝倉先生の
息をのむほど緻密で美しい
背景をご覧下さい‼️#逃げ若 pic.twitter.com/aEq8zy434J— 『逃げ上手の若君』(松井優征作品)公式 (@ansatsu_k) March 24, 2023
前話の111話では、
中先代の乱後の激動の1年に何があったのかが描かれ始めました。
中先代の乱後も鎌倉から戻らない尊氏は朝敵認定されてしまうも、尊氏はこれを機に天下を取りに行くことを決意。
討伐のために向かってきた新田軍を蹴散らし京へと到着しましたが、奥州から向かってきていた北畠顕家の軍に敗走し九州へ。しかしそこで尊氏は・・・。
それでは、この記事では、逃げ上手の若君112話のネタバレ考察・展開予想についてまとめました。
逃げ上手の若君112話ネタバレ考察「北畠顕家って何者?」
北畠顕家は後醍醐天皇の側近の1人、北畠親房の子であり、14歳で太政官の官職に任命されるほどの切れ者です。
尊氏との戦い、建武の乱の時点では19歳ということになっていますが、19歳、しかも公家とは思えないほどの実力の持ち主で、逃げ上手の若君内ではその見た目もとてもよく描かれています。
九州から尊氏が再挙する際も出陣しておりますが、石津の戦いで高師直の軍に敗れ、弱冠21歳にして命を落としました。
作中での登場はごく短期間となるため、その短期間でどれだけ濃く描かれるかが見どころです。
逃げ上手の若君112話ネタバレ考察「九州での尊氏の動きは!?」
前回のラストでは九州にたどり着いた尊氏が筑前国・多々良浜にて九州の帝派武将・菊池武敏の軍と対峙していました。
この時尊氏の軍の兵は500~1,000騎足らず、一方の菊池軍の兵は三万騎。
戦力では圧倒的に菊池軍が優勢ですが、ここでの戦いは菊池軍が敗れることになります。
敗因は兵たちが所詮寄せ集めにすぎなかったこと、そして肥前の松浦氏などが離反したことです。
離反は尊氏のカリスマ性に侵されてしまうからだと考えられますが、尊氏はこの戦いだけで早速兵を増やすのです。
逃げ上手の若君112話ネタバレ考察「多々良浜の戦いのその後」
尊氏は多々良浜の戦い後は一気に勢力を回復、鎌倉にいた頃のような兵力を再び手に入れます。ここで再び尊氏のカリスマ性が発揮されるのです。
さらに尊氏はこの時、後醍醐天皇の先の天皇、光厳上皇に取り入っていることでさらに勢力を拡大できています。
その結果、京に向かう途中で新田義貞と楠木正成の連合軍を討ち取るのです。こうして尊氏は再び京に入っていきます。
一旦ここまでが1話分となるのではないでしょうか?尊氏の不気味さとカリスマ性を1話にぎっしり詰め込んでくるはずです。
逃げ上手の若君112話ネタバレ最新確定「インターミッション1336②」
500騎で九州へとやって来た尊氏軍は、現地の武士300を味方につけるもたった800。
一方の帝側の敵は数万もいます。
どう考えても勝つことができないこの戦ですが、それでも勝ってしまうのが足利尊氏という男です。
この戦は、尊氏のいる本陣を少数精鋭で守り、直義が大奮戦、さらに天候までもが足利軍の味方をしたと記録されています。
そして尊氏が出陣した時、敵は何故か降伏が逃亡し、いつの間にか尊氏は勝利していたとされているのです。
記録からは尊氏が勝利できた明確な理由は読み取ることができず、太平記にも現実離れした理由しか描かれていません。
それほどに尊氏の強さには謎が多すぎました。
尊氏の九州での勝利は、その後の戦力拡大に大きな役割を果たし、尊氏はあっという間に西国武士を味方につけました。
そして再び京を攻める準備を整えました。
その頃の京は尊氏の噂を聞きつけ、楠木正成に軍略を立てさせますが、坊門清忠はこの軍略を却下します。
楠木が立てた軍略は、帝を一度今日から逃がし、京に誘い込んだ尊氏軍を兵糧攻めにするというもの。
しかし、ここで帝が逃げることは年に2回目となり、威信に関わると判断されたのです。
逃げないことが人を強くすると帝は語りましたが、楠木が出会った時の帝は逃げており今よりも輝いていました。
そのため楠木は逃げることこそ強みの根源だと感じていましたが、帝の決定を覆すことは出来ず・・・。
こうして負けを確信しながら戦場に出ることを決めた楠木は、息子たちに分かれを告げます。
すると息子たちは元服名が欲しいと頼んできました。
元服名は烏帽子親からもらうべき、しかし息子たちは父親のようになりたく、どうしても父親から元服名を貰いたかったのです。
そこで楠木の頭に浮かんだのは時行の名前で!?
逃げ上手の若君112話感想
詳細な歴史が記録として残っていないのではなく、雑にまとめられているという事実が足利尊氏の面白さを引き出していますね。
現代にこの男がいたとしたら、悪いことをしても上手くかわして大量に金を稼ぐような大物になっていたことでしょう。
今回の話では楠木正成の軍略が却下されるという重要な部分が描かれました。
帝のプライドがこの戦を負け戦にしてしまったことが分かりやすく描かれており、立場と逃げることの意味について考えさせられました。
ここで楠木正成の言うことを聞いていれば、帝は勝利することができたのでしょうか?帝がこの道を選んだのも、尊氏の徳の高さが関係しているかもしれません。
まとめ
この記事では、逃げ上手の若君112話の考察・展開予想とネタバレ最新確定・感想についてまとめました。
尊氏の更なる不気味さは期待が高まります。
ここまでご覧くださりありがとうございます。ぜひ漫画をチェックしてみてくださいね。
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